WHAT IS MERINO OPTIMO?

メリノオプティモ。それは、長年の研究の末に開発された、一般的なメリノウールとは全く違った品質のウールである。
その羊は皮膚が薄く、毛穴が多い、といった特徴があり、通常のメリノと比べクリンプの大きい毛が、均一な太さで、早く成長する。
メリノオプティモが生み出す深い光沢と美しい生地の表面は、スーツやニットに最高の品質をもたらす。

0.2%の希少性

メリノオプティモが取れる羊は、全豪州のメリノの約0.2%(1000頭のうち約2頭)しか存在しないと言われている。しかも、その特殊な羊が集まって育てられているわけではなく、通常は一般的なメリノ種の中にまぎれ、特に区別されず収穫、販売されてしまっているのが現状である。
その特殊な羊を選別し、そこから取れるウールだけを集めたものを糸・生地にしたらどうなるか。そのようなアイデアから生まれたのが、まさに「メリノオプティモ(最高級)」のウールとよばれるメリノオプティモである。

「スケール」の違いが生み出すカシミアのような肌触り

メリノオプティモの他との大きな違いは「スケール」とよばれるウール特有のうろこ状の表皮にみることができる。
スケールの存在が、いわゆる「チクチク感」につながる一因なのであるが、メリノオプティモの場合、スケールとスケールの間隔が「広く」かつスケールの高さが「低い」という傾向がある。

それゆえメリノオプティモはカシミアのような肌触りを実現することができ、インナーウェアにも採用されている。

大きなクリンプ

大きく深いクリンプ。これがメリノオプティモの独自性を左右する大きな特徴である。欧州の大手生地ブランドが最高級メリノと表現するサクソンメリノは、クリンプが非常に細かいのが特徴で、まさに対をなすキャラクターをもつといえる。サクソンメリノが主流をなす中で、イタリアのデザイナーを「New Fiber?」と驚かせたメリノオプティモは、新たな最高級ウールとして徐々に評価を得ている。成長が早く毛穴が多いため生産性が高く、かつプレミアムをつけて販売ができるメリノオプティモの生産は農家にとってもメリットが多く、豪州羊毛の新たな方向性をもたらす可能性を秘めている。

◀ メリノオプティモ(左)と一般的なメリノ(右)。メリノオプティモの深く大きなクリンプが、生地にしたときの風合いに大きな違いを生み出す。

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